夏になるとなんとなく体がだるかったり、フラッとしたり…
透析をしている患者さんにとって、”脱水”は意外と身近なリスクです。
当クリニックでも、この時期になると
・「いつもより疲れやすい」
・「体がだるい」
そんな声を耳にすることがあります。
でもこれ、もしかしたら「夏バテ」ではなく、「脱水」かもしれません…。
*透析患者さんにとっての【脱水】
透析では、余分な水分を体から除く【除水】を行いますが、必要な水分まで減ってしまうこともあります。夏は汗をかく量が増えるぶん、体の中の水分バランスが崩れやすくなります。特に高齢者の患者さんは「喉が渇いた」と感じにくく、気づかないうちに脱水が進んでしまうことがあります。
* ご自宅で介護をされているご家族の方、日々自宅訪問されているサービス事業所のスタッフの皆様へ・・・
・水分をあまり取らなくなった。
・食事量がいつもよりだいぶ減っている。
・ふらつきや倦怠感がある。
・顔色が悪い、ぼーっとしている。
もしこの様な事が見られましたら、クリニックにご相談ください。
”早めの気づき”が体調管理の一歩になります。当クリニックは透析治療だけでなく日々の暮らしや季節の変化にも目を向けたいと考えております。小さな不調でも、気軽に話してもらえるような雰囲気づくりを大切にしていきます。
透析という医療の場面と、生活の場面の”あいだ”に立つ存在として、これからも患者さんに寄り添っていきたいと思っております。