「暮らしに寄り添う医療と、支えあう介護」

透析クリニックで働いていると、患者さんの「病気」だけでなく、「生活」が少しずつ見えてくる瞬間があります。

桶川おかもと腎クリニックでは現在約120名の患者さんが通院されています。そのうち後期高齢者(75歳以上)の方は47名。その中で介護保険を実際に利用しているのは22名ほどなんです。

もしかしたら、「本当は介護保険が使えた方」がまだいるのではないか?そんな問いが、私たちの中で芽生えました。

・最近通院が大変になってきた。

・服薬を忘れることが増えた。

・食事のバランスが崩れてきた。

・体調への不安を口にすることが多くなった。

こうした「暮らしのサイン」にもっと気づけるように。私たちは、日々の関わりの中で、さりげない声掛けを意識するように始めました。

おかもと腎クリニックでは、医療と介護の「あいだ」をつなぐ存在でありたいと考えています。医療的支援だけでなく、生活全体を見渡し、地域資源へと橋渡していくこと。それが、これからのおかもと腎クリニックの役割だと思っております。

今後は、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所の皆さまとも、より連携を深め、患者さんの「暮らし」に、もう一歩近づく支援を目指していきたい。

医療と福祉の「すき間」を埋めるおかもと腎クリニックでありたい。そんな思いをこれからも大切にしていきます。