秋の味覚、透析とどう向き合う?

秋といえば、栗、柿、ブドウ、さつまいも・・・。食欲がわいてくる季節ですね!

でも、透析をしている方にとって「秋の味覚」には、ちょっとした注意が必要です。

※リンに注意!

栗・さつまいも・ナッツ類は、リンが多く含みます。リンが高いと骨が弱くなったり、かゆみや血管の石灰化につながります。「食べたいけど、ちょっと控えめに」がポイントです。

※カリウムにも気をつけて!

柿・ブドウ、バナナ、みかん、などはカリウムが多め。カリウムが上がりすぎると不整脈や心臓に負担がかかりドキドキしたり体調を崩す事があります。「一切食べちゃダメ」ではなく、食べるときは量を少なめにしたり、数回に分けて楽しむのが安心です。

※調理の工夫でOK!

さつまいもやジャガイモは「水にさらす、ゆでこぼす」とカリウムが減らせます。果物は小さめに切って「みんなで分ける」のもおすすめです。

※楽しみながら管理を!

「これはダメ!あれはダメ!」ではなく、「ちょっとした工夫で食べる」「量を決めて味わう」ことが大事です。透析をしていても、季節の味覚を楽しむ工夫はできます。「これはどうかな?これくらい大丈夫かな?」と思ったら、ぜひスタッフに相談してください。

おかもと腎クリニック(桶川・古河)では患者さんの「食べたい!」と「守りたい健康」を両方応援しています。