一般外来初診受付中止について

年度も変わりましたが皆様にはいかがお過ごしでしょうか。クリニック通信も行事がコロナのせいですべてキャンセルとなり、更新もままなりません。コロナは第4波が襲ってくる勢いです。 当院は一昨年当地へ移転してきて以来、お陰様で多くの患者さん医方に御支持頂き何とかやっております。幸いコロナも鉄壁な防疫体制のもと、事なきを得ております。

さて、近年の慢性腎障害は以前のような特殊な病気ではなく極普通の疾患となりました。厚労省の統計によると国民の8人に1人いると言われております。よって近年当院へのお問い合わせも増えております。

軽度の腎障害クレアチニンが3以下の方に関しましては、今まで通りご近所の先生に経過を見ていただき、クレアチニンが3を超えて来たら腎臓専門の施設が宜しいかと思われます。腎臓病はゆっくりと時間をかけて悪化していきます。つまりある一定の段階までは生活習慣や投薬などの内科的保存療法で防げます。いたずらに恐れる事はありません。

そこで、当院は透析患者さんへの新型コロナウイルス感染を防ぐため、当分の間、軽度腎障害の方は診療をお控えいただきたくお願いする次第です。クレアチニンが5以上の患者さんや新規導入の患者さんは遠慮なくご連絡ください。          また、その他の疾患に関しましては、引き続き一般外来の初診受付は中止させて頂きます。

なお、現在透析を行っている方につきましては、随時受入れをしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

ご理解の程、宜しくお願い致します。

令和3年4月吉日

医療法人社団誠尚会
理事長 岡本憲一